長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、『障がい児ママサポートかけはし~長岡~』さんを伺いました。
◆どんなことをしている団体ですか?
私たちは、障がい児のママや家族の気持ちに寄り添った支援と周囲に関心や理解を広めていく活動をしています。
目的は2つあります。ひとつはママが元気でいることが障がい児支援と考え、障がい児ママが心に余裕をもち、子育てできるよう、そのママの気持ちが子供に伝わることで療育や成長を促し、将来本人が社会とのつながりをもてるようサポートすること。
もうひとつは、共生社会に向けての発信です。
幼児期の障がい児と健常児との関わりが将来、さまざまな効果を生み多様な人々を受け入れ、共生社会へとつながることを伝えていく活動を展開することです。
具体的には、座談会やイベントへの出展、サポートの観点から必要と思われるものの物品紹介や販売を行っています。また、facebookページにおいて、情報発信もしています。
◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
同じような悩みを持つ障がい児ママさんとの出会いがきっかけでした。そこから、「なにに困った?」「何があればよかった?」「これからなにか必要?」と考え、また、同じような悩みをお持ちのママたちに私たちだからこそできる支援をしようということから始まりました。
あゆみとしましては、2019年6月結成。同年7月に障がい児用迷子パス代行販売、&mamaつなぎとのコラボ座談会・講演と七夕飾りつくりを開催。9月にはヘルプカード周知のため、市民活動フェスタに初参加。10月はアロマタッチ&交流会、12月にパパのための発達障がい児ブック推進活動を開始。市内の子育て支援施設等への設置を進めています。
今年1月にはNPO法人市民協働ネットワーク長岡が行う「夢の種プロジェクト2019」でたね部門銅賞を受賞し、今年KotobabitoSHOさんと「共・友プロジェクト~友と共につくる唯一の作品展~」を開催予定です。
◆どんなメンバーで活動していますか?
障がいのあるお子さんをお持ちのママが中心となりますが、そのメンバーの気持ちに寄り添うサポーターというべき、皆さんが一緒にイベントや活動をお手伝いしてくだっさっています。
◆周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください
結成当時すぐに開始した【障がい児用迷子パス代行販売】では、発達が遅れているお子さんが迷子になって困った・・という声を受けて開始しました。それを持っていることでママの勇気や安心につながったという感想を聞くことができました。
また、健常児のママや子ども達と触れ合う座談会では、お互いの気持ちを理解することで歩み寄りができました。
さらに、これまで知らなかった、興味がなかったという皆様からも私たちと少し関わるだけで、ヘルプカードの存在を知っていただけたり、思いを理解していただいたりと人と人の心のつながりを感じることが多くありました。
◆今後の活動を教えてください
将来、わたしたち親がいなくなってからでも安心して子どもたちが過ごせる環境づくりを目指すために、障がい児保護者としての思いを発信し続け、多くの理解者を得ることを目標とし活動していきたいと思っています。
Kotobabito SHOさんとのコラボイベント!【共・友展プロジェクト~友と共につくる唯一の作品展~】では、子どもたちが大きな紙に自由に画や字を描き、書き放題の楽しさを実感しつつ、一部を切り取ったり(予定)重ねたりして作品をつくり、SHOさんにメッセージを添えて頂き、作品を完成させる企画です。
その作品は、多くのみなさんの心にとどまるよう公開し、アオーレなどより多くのみなさんの目に留まる場所での展示会を開催したいと考えています。
◆その他
共・友展プロジェクトスタッフや、かけはしの活動を応援してくださるサポーター募集中しています。ご興味ある方は、Facebookページよりご連絡ください。
ママの思いを活動に|障がい児ママサポートかけはし~長岡~は、らこって2020年4月号でご紹介しています。