活動Pick Up!|与板削ろう会
長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、『与板削ろう会』さんにお話を伺いました。
◆どんなことをしている団体ですか?
毎年6月上旬の土日、与板体育館を会場に「越後与板打ち刃物職人祭&ミニ削ろう会」を実施しています。
与板の特産品である打ち刃物をPRし、伝統工芸品や匠の技術の素晴らしさに触れてもらう機会を提供しています。
◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
全国組織になっている削ろう会。平成14年に与板町で試験的に開催したところかなり好評だったので、平成15年から定期開催をしています。
削ろう会は、与板打刃物のPRのほかに、打刃物を使う職人(大工)さんと情報交換をする場にもなっています。鍛冶職人の技術向上、技術伝承、後継者育成を目指して活動を続けてきました。
◆どんなメンバーで活動していますか?
運営メンバーは40名おり、鍛冶屋・大工・問屋など打ち刃物に関係のあるメンバーで構成されています。
◆周囲の反応や、やっていてよかったこと、大変だったことなどを教えてください
【よかったこと】全国に仲間が広がりました。海外の方も多く来られ、与板の打ち刃物文化に触れ、感動のお手紙など様々な国の方とつながることができました。
【大変だったこと】職人として厳しさをいろいろと教えてもらっています。使い手の気持ちを汲みながら、喜んでもらえる打ち刃物をつくるため、鍛冶屋として技術向上をすることが大変です。真剣勝負の大変さの先に喜びがあります。
◆今後の活動を教えてください
今年の削ろう会は、コロナウイルス感染拡大防止のため中止ですが、来年以降も継続していきます!
今後は、若い世代を育て、伝統文化を守っていきたい。そして、鍛冶屋をやりたいという人が現れることを望んで活動を継続していきます。
◆その他(募集中・告知したい・困ったことがある 等)
削ろう会は、来年6月に実施予定です。健康管理をしがなら、細く長く活動を続けていきたいと思います。
本記事は、らこって2020年6月号でご紹介しています。