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更新日:2025.10.14

学外に飛び出した居場所づくり|学生団体NSO

長岡市内で活動する団体にインタビュー!
今回は、「学生団体NSO」さんにお話を伺いました。

どんなことをしている団体ですか?

私たち、NSOは新潟県長岡市を中心に、ふるさと長岡から「学校や家庭でもない。第3の場」を目指して活動しています。長岡の学生がもっと長岡を好きになってもらえるよう、学生が盛り上がるようなイベントを企画・運営しています。具体的には、長岡市と協力して卒業・進級を祝うPROM PARTYや、スポーツのパブリックビューイングのイベントなどを開催しています。

活動を始めたきっかけと、これまでの歩みを教えてください。

きっかけは主に2つあります。

1つ目は、中学生の頃、ボランティア活動やイベント運営には興味があるものの部活や勉強などの理由で、自らアクションを起こせない自分が嫌で嫌で仕方がありませんでした。しかし、学生という理由で諦めるのではなく、若いからこそ受け取れる刺激やアイディアがあるのではと考えたからです。

2つ目は、中学生の頃、個性を出すことができない、ルールだらけの学校に不満があったからです。そんな時に、学生で団体を立ち上げた方を知り、学校に居場所がないんだったら自分で作ろう!と感じ、自分と同じように生きづらさを感じている学生が自由に集まって、のびのびと集まれる居場所になればと思ったからです。

これまで、フェニックス花火の募金活動・表町まちなかコミュニティ食堂での学習支援・長岡市と協力して卒業・進級を祝うPROM PARTY・スポーツのパブリックビューイングのイベントなどを開催しました。

 

どんなメンバーで活動していますか?

新潟県内のさまざまな高校から集まった高校2年生9名で活動しています。きっかけは友人の紹介やSNS、イベントでの出会いなど多岐にわたりますが、「長岡をもっと面白くしたい」という思いは共通です。メンバー同士は仲が良く、楽しく活動しており、部活などと両立しているメンバーも多くいます。

周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。

長岡で学生団体は少なく初めは不安もありましたが、これまで多くの大人の方々が私たちの活動に協力してくださりました。

 取り組んで良かったことは、2つあります。1つ目は、普段は関わることのない、学校外の友達と出会えることです。実際に私も幼稚園以来の友達と再会するなど、NSOを通じて様々な出会いがありました。普段は関わることのない仲間に出会えることも、NSOの良さだと思います。2つ目は、自分たちが主催したイベントで実際に長岡の学生が笑顔になっていることです。私たちNSOがいたから、あの時勇気を出して設立したから、この笑顔が見れたのかなと思うと、やりがいを感じます。

 大変だったことは、メンバーが全員学生であるために、活動のスケジュール調整が難しかったことです。普段の学校や部活・課題などそれぞれに忙しい日常がある中で、なかなか予定が合わず、思うようにミーティングが開けないこともありました。また、勉強との両立に余裕がなく、活動に十分な時間を割けない時もあり、その結果として団体としての活動に制限が生まれてしまうことが課題としてありました。ですが学生団体である以上、この課題は100%には回避できないと思っています。きっとこれから先も様々な課題が出てくると思いますが、上手くそれぞれの勉強と両立できるよう、みんなでサポートし支え合いながら活動をしていきたいです。

今後の展望を教えてください。

これからは、ジャンルにとらわれず、長岡の学生が「やってみたい!」と思ったことを実現できる活動を増やしていきたいと考えています。誰でも自由に提案し、一緒に形にできる環境を大切にしています。長岡ならではの祭りや食文化など、地域の魅力を絡めたイベントも、みんなで楽しみながら挑戦していきたいです。

 将来的には、代替わりをしながら世代を超えて続く団体にし、どの世代の学生も気軽に参加できる“第3の場”として根付かせたいと思っています。私たちの活動を通して、長岡の学生がより長岡を好きになり、なんでもチャレンジできるきっかけを提供していきます。

こちらの内容は、YouTubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます!ぜひご視聴ください。