広島原爆忌にオカザキ監督が日系アメリカ人の立場から原爆を取り巻く日米の現状、1945年当時の記録フィルム、被爆者たちの体験談、米軍パイロットの証言、アニメーションなどを再構成したドキュメンタリ-映画を上映。
スティーヴン・オカザキ監督が、25年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー映画。
14人の被爆者と、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に構成。その中にはオカザキ監督の人生を決定づけた「はだしのゲン」の作者・中沢啓治氏の姿も。
広島・長崎の真実を包括的に描いた本作は、被爆者たちの想像を絶する苦悩に向き合い、彼らの生きる勇気と尊厳を深く受け止めている。
本作は07年8月6日、広島に原爆が投下されたその日に、全米にむけてテレビ放映された。
国連でも特別上映された本作は、アメリカのみならず世界中の人々に、広島・長崎で何が起きたかを知らしめ、核兵器の脅威に対して強い警鐘を鳴らす作品となっている。