長岡市摂田屋地域は古くから交通の要衝として栄え、その歴史を刻んで参りました。機那サフラン酒本舗は繁栄を謳歌した時代もございましたが、戦後に衰退し現在に至っています。そして、その建物や庭園は老朽化に加え、中越地震のダメージを残したままで、観る人には不憫な印象さえ与えます。
地域の宝をこのまま無くしてしまって良いのでしょうか。日本一の大看板、欅の廊下、桐の天井、大量の溶岩で造られた山やトンネル、銘木、銘石、わかる範囲でも現在では入手困難な材料を惜しみなく使い、意匠を懲らして造られています。
「機那サフラン酒本舗保存を願う市民の会」は、この稀代の文化遺産を保存するために立ち上がりました。
最終的には本舗を修復し、市民の憩える施設として後世に残すことを目指し、自分達のできることから 始めます。