活動レポート REPORT

更新日:2016.11.14

【開催報告】現場を巡るバスツアー ≪スマートシニアのための市民活動デビュー企画≫

去る11月11日(金)に、現場を巡るバスツアー ≪スマートシニアのための市民活動デビュー企画≫を開催いたしました。
11月4日(金)に開催された「地域デビュー講座」の座学からステップアップして、実際に地域活動や市民活動を行っている団体の現場に見学や体験をして体感してもらい、地域デビューするきっかけづくりの企画を実施しました。

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まず訪れたのは、NPO法人UNEさんです。
UNEさんは、社会的弱者である障害を持っている方や生活困窮者の活躍の場をつくり、農業の6次産業化など幅広い活動をしている団体です。

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代表の家老さんからUNEの活動を紹介していただいた後、くろもじの葉っぱを収穫する作業や、どぶろくを作っている工場の見学を行いました。

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その後は、農家レストランとして運営をしている「うねごはん」をいただきました。


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11月4日に行われた講座内で、地域デビューの先輩としてお話をしていただいた中野さんもこの日はうねごはんのお手伝いをされていました。
中野さんからは、一之貝の歴史や、UNEについてお話がありました。
「UNEHAUSに飾られている作品は、特技を生かしたものばかり。」ここでは、健常者も障碍者も高齢者も関係なくのびのびとすることが出来るとのこと。
参加された皆さんは、そのお話を聞きながらおいしくお昼を頂きました。

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次に訪れたのは、NPO法人越の里山倶楽部さんです。
越の里山倶楽部さんは、越後丘陵公園の里山フィールドを拠点として里山保全やガイドを行っています。

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「えちごにあん」という建物の中で、越の里山倶楽部の活動や丘陵公園のボランティア活動などをお話ししていただきました。

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その後は、里山ガイドとして活躍している方からのガイドを聞きながら移動しました。
ここでも、11月4日に行われた講座内で、地域デビューの先輩としてお話をしていただいた安達さんが活動されており、ガイドをしていただきました。
里山ガイドは、ボランティアのチカラが必要なところであるとのこと。
「ガイドというと敷居が高いような感じがするが、ウォーキングが好きだったり、花が好きだったり、写真が好きだったり何かしら自分の好きなことをからめてお話すればそれが立派なガイドとなるんですよ」とおっしゃられていました。

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移動した先の古民家は、山古志から移築された建物でした。
そこでは、越の里山倶楽部事務局の河合さんから「蚕と養鯉業との関係」や「当時の里山の暮らしぶり」などをお話ししていただきました。
また、里山ガイドのやりがいや人それぞれのスキルや個性を生かしたガイドについてお話ししていただきました。

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最後は、綺麗に紅葉した里山を背景に参加者全員で記念撮影。

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今年のスマートシニアのための市民活動デビュー企画は、「講座で学び」「見学体験で感じる」という2部構成で行いました。
自分も地域も元気になる秘訣は、学ぶ(インプット)だけではなく、実際に行動する(アウトプット)が大切!
これからも、市民活動や地域活動になじみの少ない方へ地域デビューのきっかけを作りながら、活動者が増えていくように我々も後押ししていきたいと思います。