更新日:2017.08.28
先取不安
先取不安をしない
ここ3回に渡り( 7/15, 8/5, 8/19 )お母さん方が各々語って下さる話に共通することがあります。
「まだ起きてない先の事柄についての心配」「これから大変なことが起きるのではないかと不安になる」
娘の症状が出てくると、母親として、これからの娘の事など、先々の事が色々心配になって不安で一杯になって来ます。
それは、親として誰もが思うことかもしれません。
特に娘が過食や拒食と言う中で、毎日生きているのを目の当たりにしているとお母さん自身も先々の不安や心配が膨らんでくるのも当然でしょう。
でも・・・・、先取不安はやめましょう。
先の事を考えての不安や心配はどんどん膨らみます。
不安が不安を呼び、心配が心配を大きくしていくのです。
案外、心配していたことは、その先に行った時、あんなに不安だったことが何事も無かったかのように淡々と過ぎてしまうものです。
私たちの会では「先取不安はやめましょう」と言っています。
物事は起きた時に考えれば良いのです。
先取不安は今の心をとても疲れさせます。
お母さんが不安で一杯になってくると娘はすぐに気づくものです。
特に摂食障害になる子供はそういう空気を敏感に感じ、反応します。
今、一番大切なことは、今の娘を見ること。
娘と向き合うこと。
その為には、お母さん自身の心を安心させましょう。
※お知らせ
4月から計画し、準備していた公開講座の詳細が決定しました。
市民協働センターの協力のもと、長岡市教育委員会の後援を得て開催する運びとなりました。
精神科医、鈴木伸子先生を招き、カウンセラー2名を交え、摂食障害から回復した娘さんを持つお母さん、現在その渦中のいる娘さんを持つお母さん達の生の声をお届けします。