活動レポート REPORT

更新日:2017.10.03

ながおか臨床美術の会 すこやかともしびまつり2017出展しました

すこやかともしびまつりには今回で4回目の出展となりました。

まだまだ知られていない臨床美術の楽しいポジティブパワーを少しでも知っていただければと思って出展させていただいています。

 

参加体験コーナーのエリア4で「きのこを描こう」のワークショップを行いました。

実際にぶなしめじを見ながら、ペンやオイルパステルを使って、ユニークな臨床美術のプログラムで描いてもらい、ポストカードの大きさに仕立てます。15分ほどで完成します。けれど、なかなか見ごたえのある作品ができるのが臨床美術マジック 。

 

お隣のブースのスタッフさんが皮切りにと体験してくださったり、子どもさんに付き合って寄られた親御さんたちや時間があるからと絵心なんてないけどと渋々参加してくださった方々も意外な面白さに楽しんでくださいました。以前に体験された方もこれ楽しいのよねと寄ってくださったり、うれしい出会いもたくさんありました。

鮮やかなオイルパステルの色彩やきのこの見れば見るほど面白い形に触発されて、秘めた感性とのコラボレーションによってその人だけの表現が生まれます。思った以上に思いがけない魅力あふれる作品を描けるのにびっくりされ、笑顔になってくださいます。

同席した知らない人同士、作品を見て言葉を交わしたり、小さなアートサロンの雰囲気でした。

アートをはさむと、立場や年齢をあっという間に飛び越えて心を通わせ合えるのだと毎回実感させられます。私たち臨床美術士は、そんな場所と時間を作っていきたいと思っています。

 

今年は施設での創作活動の参考にと関心をもって寄ってくださった方もいらっしゃいました。そんな方のお悩みに力になれたらとも思う今年のすこやかともしびまつりでした。