去る11月2日(木)に、『ファンドレイジングながおか ~非営利団体の資金調達の基礎~』を開催いたしました。
社会課題解決に向けて、様々な分野のNPOが各地域で活躍していますが、多くの団体が活動資金の確保に苦労しており、当センターにも資金調達(ファンドレイジング)に関する相談が多く寄せられています。
そこでこの度、全国200ヵ所で1万人以上を対象にファンドレイジングの講師を務めてきた徳永洋子氏をお招きし、ファンドレイジングを成功に導く「小さな工夫と誰にでもできるチャレンジ」をわかりやすく解説していただきました。
セミナーの内容を少しピックアップしますと…
・ファンドレイジングの基本
多様な資金源(寄付、会費、助成金、収益事業など)の獲得で支援者が拡大し、いろいろな人とつながることが出来る。
団体運営と資金源を『椅子』で例えると…
座面(団体運営)を椅子の足(資金源)が支えており、椅子の足(資金源)が4本揃っていれば盤石。
例え3本になっても支えることはできる。しかし、1本や2本だとかなり不安定になる。
【寄付】
『寄付活動』は、寄付が集まらなくとも、呼びかけを聞いてもらい「ふ~ん」と感じてもらうだけでもOK。共感の輪を広げることも寄付活動の大きな意味になる。
『寄付者の気持ち』になって考えることで、多彩なメニュー(金額など)や寄付の方法(街頭呼びかけ、カード決済など)など様々なことに気が回り、寄付の集まりやすい体制になる。
【会費・会員拡大】
魅力ある会員制度(ステイタス感など)、継続率を上げる工夫(リマインドの実施)
会員は『団体のファンクラブ』なので、ファン心理(感謝、認められる、仲間など)を大事にすることが必要。
【助成金】
助成金は消費でなく『投資』である、助成機関にとっては『投資効果の高い』ものを選ぶことになる。
申請者は助成金情報をネットで探すように、助成機関も申請団体についてネットで探す。
ウェブサイトには、ビジョン・ミッション、団体概要、活動実績など、ストーリーも含めて作成されることをお勧め。
そして、申請書には一方的に思いをつづるのではなく、『相手に分かりやすく理解してもらえる申請書』を書くことが必要。
【事業収入】
団体独自が持っている資源(社会の課題解決が出来るサービス、モノ、場所など…)などを商品化する。
といった、ファンドレイジングに欠かせない項目について、ポイントを教えて頂きました。
ファンドレイジングを通して、団体の組織力を高め、共感や仲間を増やしていくことで明るい未来を創ることが出来る!と感じる講座となりました。
ながおか市民協働センターでは、「まちを元気にしたい」「誰かの役に立ちたい」という気持ちに寄り添いながら、あなたを応援します!
また、市民協働の助けとなる魅力的なイベントなども開催していきます。
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