第2回公開講座「聴こう 話そう 摂食障害」を終えて ②
2018年11月11日の公開講座から3ヶ月になろうとしています。
上越下越から足を運んで下さる方もあり、定例会の他に特別枠を設けて
しっかり取り組んでお話を聴かせていただいています。
向日葵の会では、長年にわたって多くの症例や事例に対応してきた相談役や代表、そして参加されるお母さん方、カウンセリングルームの所長さんや臨床心理士の方、現役の教師や看護師の方々からも加わって頂きながら、みんなで一緒に語り合い聴きながら、お互いの考えや思いや経験から生まれたアドバイス等を出し合っています。
摂食障害を通して助かってきた者が、摂食障害で苦しんだり悩んだり辛い思いをしている人を助けていく、そんな風に繋がっていけたらと願って活動しています。
今回は摂食障害で辛い日々を過ごしている子供たちに向けたメッセージです。
心の奥に本当の気持ちを閉じ込めて生きてきたあなた
辛かったでしょう。
苦しかったでしょう。
悩んでいたでしょう。
切なかったでしょう。
そんな気持ちで圧し潰されそうになって
今、摂食障害になっているのです。
本当の気持ちを出したいという思いが、心の奥底から湧き出してきているのです。
食べる口も食べない口も吐く口も、気持ちを言う口と同じ口です。
気持ちを言えずにきたから、それを全部食べ吐きで代替えしているのです。
気持ちが言えるようになれば、必ず摂食障害の症状は変わってきます。
その為には、辛いことや苦しいこと、どうにもならないこと、様々なことが起きてきます。
それは回復のために必要だから起きているのです。
あなたはあなたのままでいいのです。
あなたはダメなんかじゃありません。消えた方がいい存在のわけがありません。
あなたは本当に大切な人です。
過食嘔吐していて何が悪いの?
拒食で何が悪いの?
学校へ行けなくてどうしてダメなの?
悪いこともダメなことも何一つありません。
あなたがあなたでいることこそが一番大事です。