活動レポート REPORT

更新日:2021.07.29

【開催報告】みらいシアター2021「未来のヒントをローカルで見つけよう」

2021年7月18日にながおか市民協働センターで映画鑑賞とトークセッションを通して、少子高齢化、過疎化など身近な社会の問題を考える『みらいシアター2021「未来のヒントをローカルで見つけよう」』を開催しました。
当日は会場(協働ルーム)とオンラインのハイブリットで開催し、長岡市内はもちろん、中には県外からなど様々な場所から計30名の方からご参加いただきました。

第1部は、山形県酒田市に属する飛島での島民の暮らしやインタビューなどを描いたドキュメンタリー映画「島にて」を上映しました。
飛島は、過疎と高齢化が進み140人ほどが暮らす山形県唯一の有人離島で、コンビニやスーパー、信号機はありません。しかし、島全域が国定公園(鳥海国定公園)になっており、島ならではのウォーキングやバードウォッチング、釣りや海水浴が楽しめ、豊かな自然が育まれた島内には天然記念物も多数あります。そんな地域に魅せられた若者がU・Iターンで移住して多様な働き方をする人も増えています。それぞれがもつ地域(島)で暮らすことで生まれる地域の課題や魅力。参加者の方は、場所は違えど地域の課題に悩み挑んでいる事例が参考となり、自分事に落とし込むきっかけになりました。

第1部 参加者の声

「今まで知らなかった島の暮らしと、人々の考えや気持ちがすごくよくわかった。」

「映画は大変なつかしかった。高齢化は日本の課題だと思う。」

「少子高齢化、過疎化問題を振り返る中で、持続可能な社会をどうするか、考えさせれました。」

 

第2部のトークセッションでは、実際に地域で活動している和田悦子さん(ながおか野菜絵本プロジェクト)と森山明子さん(山古志角突き女子部)をお招きしました。

和田悦子さんは、長岡で作ると美味しい、長岡だからこそ作ることができる16品種が登録されている長岡野菜を、子どもや親に広く知ってもらうよう、親しみやすい絵本を制作しています。その絵本も、ご自身の好きな長岡の風景、要素を盛り込むなど、ローカルで好きなものを形にしている話を和田さんからお伺いしました。

山古志角突き女子部の森山明子さんは、角突き牛のオーナーです。牛の角突きを見に行き、魅了されていくと、角突きに足を運ぶことも多くなりました。すると次第に、関わる人とも交流を持ちたい、一緒に頑張りたい、と思うようになったそうです。外から楽しんでいた地域の魅力、地域と関わり中から知ることができた地域の魅力。形は違えで様々な視点で地域を好きになることが心の豊かさをもたらす。そんな話を森山さんからお伺いしました。

第2部 参加者の声

「ゲストのお二人のトークでは、成功体験だけでなくうまくいかなかったことも含めてお話いただいて、それでも楽しんでやっていく心持ちをお話しいただいてよかったと思います。」

「新しいことへチャレンジするきっかけや、その強い想いを聞くことができた。」

「みなさんの「好き」が伝わってきました。」

ゲストトークではもっと話をお聞きしたかったという声があったほど、内容も充実して話がつきませんでした。

 

後日、トークセッションの記事をホームページ上に公開する予定です。そちらもお楽しみください。

ご参加いただいた皆さん、誠にありがとうございました!!