2024年3月2日(土)
「家庭」
家庭は小さな社会です。
学校や職場という大きな社会に出る前に過ごすことができる小さな社会なのです。
家族といえども違う人格を持った一人一人の集まりです。
大人の言うことが絶対に正しくて、絶対にその通りに生きていかなければならないということは無いはずです。
子供だって、人格を持った一人の人間です。
子供にも本人なりの考えや気持ちや、こうしたいと思うことがあるのです。
大切なのは、家庭の中で各々が自分の言葉で自分の気持ちを話せる居場所になっているかということです。
「私はこう思う。こうしたい。こう考えている。あなたはそう思うんだね。」
と、自己主張しながら相手の気持ちも認める。その上で、お互いに対話していくこと。
これが家庭という小さな社会でできることです。
家庭で十分にここを身に付けられてこそ社会性ができていくのです。
大きな社会に出たときに社会性という大切な資質を身に付けている人に育つのです。
家庭で話す。
家庭で意見を言う。
こんな小さなことのようですが、果たして十分にご家庭でできているでしょうか?
振り返ってご自分の家庭を見つめ直してみましょう。