学校へ行けなくなる子供
我が家の庭にりんごの木があります。
今年もりんごの花が咲きました。
でも、
今年は咲いている花が少ないのです。
主人曰く
「去年沢山実をつけたから、今年は少ないなぁ。
去年は必要以上に木が頑張り過ぎて、沢山りんごをつけたから
今年は木も休む年だな」
この言葉を聞いて、早速、向日葵の会で話しました。
今、摂食障害で学校に行けなくなっている娘さんを持つお母さんが気付いて下さいました。
「娘もそうなんですね。
頑張りすぎるほど頑張ってきたから、
今、学校に行けないということは、
休む時なんだということなんですね」と……
そうなんです。
子供は子供なりに
良い子に生きよう。
親に心配かけないようにしよう。
わがまま言ってはいけないのだ。
我慢しなければならない。
そんな気持ちを抱きながら成長してきたのです。
自分の気持ちを封じ込めて…
そして、思春期に差し掛かる頃、
自分の湧き出る気持をどうしてよいか分からずに
摂食障害という形で、表に出してきているのです。
そんなお子さんが、休む、ということは
とても大事なこと、必要なことなんです。
りんごの木も休んで、力をつけて、来年また大きな実をつけてくれます。
子供たちもそうです。
十分休むと必ず動き出します。
力のある子供たちです。
親が焦らずに見守ることが何よりのサポートです。
休んでいる中で、親から沢山の安心をもらい、
自信と勇気が芽生え自立していきます。
必ず自分で歩き出す時が来ます。
一人一人に、その人のペースがあるのです。
親として出来ることは
子供の、その子のペースを認めること、見守ること、
子供のことを信じて待つということです。