長岡みんなのSDGs SDGs

更新日:2024.01.22

未利用魚で未来を見据える|株式会社未来サポート

長岡市内でSDGsに取り組む方を訪問!
今回は「株式会社 未来サポート」さんにお話を伺いました。

貴社の概要を教えてください。

家事代行、清掃業、ケータリング飲食・出張料理提供を行う会社です。

取り組んでいるSDGsの目標と、取り組みの内容を教えてください。

目標14「海の豊かさを守ろう」
寺泊地域での課題である「未利用魚の再活用」を進めています。

取り組みを始めたきっかけと、これまでの経緯を教えてください

2023年に起業して、NaDeC BASE主催のイベント「じょぶじょぶなでっく」に料理長として参加しました。大学生と企業をつなぐ企業説明会で、お料理とお酒を片手に世代を超えた関係をつくることを目的としたイベントです。このイベントの主催者から未利用魚を使って料理を作ってほしい」と依頼があったのがきっかけです。

このイベントを皮切りに寺泊漁協組合に出向いて、現地の人の意見を聞き、活動を始めました。
「こどもみらい食堂での未利用魚料理の提供」「SDGsに取り組む企業とのタイアップランチ会」「寺泊魚市場内での料理提供」などをこれまで行ってきました。

周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。

未利用魚を通じて、多くの方と知り合いになり、大学生から出張料理の依頼や一般住宅での未利用魚オードブルの提供などを行いました。また、大学生世代とつながる機会にも恵まれ大学で授業をさせていただくこともありました。

板前として修業を積んでいた時期があり、その当時では出会うことができなかった新たな食材に出会うことができました。寺泊から勉強させてもらう機会をもらいました。

貴社の取り組みを通して、2030年にどのような社会をつくりたいですか。

長岡の魅力のひとつである「日本海の資源」を市外、県外、国外に発信するきっかけを生み、長岡のまちの魅力を若い方や子どもたちに伝え続け、自分の住んでいるまちの「いいところ」を忘れない社会にしたいです。

寺泊未利用魚は「長岡の水産業で働く人の減少」が根本的な課題としてあります。未利用魚を「なんとか食べることもできる安いお魚」ではなく「日本海寺泊での希少な地魚」として価値を上げる活動をしていきます。

本記事は、らこって2024年1月号でご紹介しています。

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ぜひご視聴ください。