市民活動やNPO、地域活動をしている中で「担い手不足」はどの団体も頭を抱える悩みです。
ボランティアがほしいけれど、なかなか集まらない。
また、「来てもらっても思うように動いてくれない」といった声も聞かれます。
ボランティアを上手に集めている団体はどんな工夫をしているのでしょうか?
ボランティアは「自分が役に立てるか?」が不安
初めてボランティアに来てくれた人は、何をして良いのかがさっぱりわかりません。
また、「自分が役に立てるのか?」がとても不安です。
その不安を解消するためには、受け入れ団体がボランティアに、いつ、どこで、何をしてほしいのか?をわかりやすく伝える準備をしていることが重要です。
イベント運営マニュアルをつくろう
イベントや活動中はどうしてもリーダーやコアメンバーは忙しく、初めて来てくれたボランティアを常にサポートできるわけではありません。
ボランティアが一人になってしまったときでも、イベント全体像がわかるような資料・イベント運営マニュアルが手元にあるのは心強いはず。
マニュアルに入れる内容は、その情報があることで、ボランティアさんにどう思ってもらえるか?一人でも動きやすいか?といった視点を軸に考えてみると良いでしょう。
イベントマニュアルに入れたい項目
項目 |
内容 |
効果 |
イベント概要 |
ねらい、背景、達成目標 |
何に貢献しているかわかりやすい |
組織図 |
リーダースタッフ一覧 |
仲間、頼る人が見える。 |
会場図 |
机配置、見取り図 |
会場設営は協力しやすい。 |
備品リスト |
品名、使用場所、数 |
どこに何があるかわかる。 |
当日のスケジュール |
全体の流れ、その人の役割 |
いつ、何をすればいいかわかる。 |
緊急連絡先 |
サポートするメンバー |
困ったときにすぐ相談できる。 |