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公共・広報

良いキャッチコピーをつくるための心構え

イベントのネーミングや呼び込み文、ブログやSNSで文章を書く際の題名など、人目を引くような言葉を生み出したいと考えている方は多いと思います。今回は、良いキャッチコピーを作るための心構えについて解説します。

「キャッチコピー」は造語

「キャッチコピー」は人の注意を引く宣伝文のことです。そもそも「キャッチコピー」という言葉自体、「catch(捕まえる)」と「copy(広告文)」を組み合わせた和製英語。言葉を組み合わせることで、ひと目で何を意味しているのかが伝わる、まさにキャッチコピーのお手本のような造語です。

人は自分の求めることしか目に入らない

最高のコピーとは、読んだ人が「私のための◯◯だ!」と思えるコピーです。人は「確証バイアス」と言って、自分がほしい情報ばかりに目が行き、それ以外の情報は避けてしまうという認知特性があります。なので、良いキャッチコピーの第一歩は、受け取り側が最初から知りたい、こうなりたい、解決したい、これに悩んでいる…と思っている言葉をできるだけ書き出してみることからはじまります。

読み手の心理を徹底的に考える

最近ネットなどで毛穴のアップ画像や、体型など、人の劣等感を刺激する「コンプレックス広告」が社会問題になっています。単にエステで「キレイになれます!」や「こんなサービスがあります」と夢を語るより、特定の人が日頃から抱える悩みをグサリと言う方が、広告効果があるようです。劣等感を刺激することは大変下劣で、規制すべきですが、読み手の日常生活での心理状態まで考え抜くという姿勢は、コピーを考える上では見習いたいところです。

 

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