市民活動虎の巻 SUPPORT

リスクマネジメント

楽しみづくりを、いざという時の備えに!

防災や防犯・見守り活動などは、必要だと思っていながらも、日頃から活動に参加してもらうのはなかなか難しいもの。なにか良い方法はあるのでしょうか?

やったほうが良いのはわかっているけれど、つい腰が重くなりがちな活動は多くあります。

防災訓練に人が集まらないというのもその一つ。
そんな時には、別の活動を通じて本来の目的を達成することができないかを考えてみましょう。  

私の住む地域では、年に2回のお祭り(神事)と地域イベントの計3回、地元有志が屋台を出しています。
「地域みんなが楽しむ場をつくりたい」と、焼きそばや豚汁、焼き鳥などの食べ物から、射的や輪投げなどのゲームを用意。
テント立てや会場設営、多数のメニューをそれぞれ100食以上用意するといった作業をメンバーが見事なチームワークでこなしていきます。
「この地域は災害があっても安心ですね。年3回も炊き出し訓練しているんですから」と地域の人にというと「そんなこと考えたことなかったけど、確かにな!」と言っていました。

越路の神谷地区では秋の収穫祭で餅や豚汁を振る舞っているのですが、これは「防災訓練」の一環として位置づけているそうです。  

このように、楽しみづくりの活動の中にいざという時の備えにつながる要素を取り入れることは意外と難しく有りません。
皆さんもいま人が集まっている活動の中に別の価値を見出すことができないかを考えてみてはいかがでしょうか?

 

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