市民活動虎の巻 SUPPORT

情報管理・技術

情報発信の効果を高める「顧客リスト」を育てる視点!

Q. チラシやSNSなどで情報発信をしていますが、イベント集客やお手伝いの人集めで毎回苦労しています。
何か工夫できることはありますか?

 

A.  情報爆発の時代と言われるほど、誰もが情報に囲まれた暮らしを送っている中、企業も、市民活動も、行政も皆が情報発信に悩みを抱えています。  
情報発信の大前提として大切なのは、企画やデザインにこだわったとしても情報が届いていなければ存在しないのと同じということです。
集客に困っていたら、まず見直すべきはチラシ等を届けることのできた先の数です。
また、心理学に「単純接触効果」という、接する回数が増えれば増えるほど、相手から好感を持たれやすくなるという法則があるように、対象が何度も目にする機会があるかどうかも検証してみましょう。  

「届ける」活動は、①新たな層に届けるのと、②リピーターに届けるという、2つに分類できます。
①は必須の活動ですが、そればかりを毎回やっていると疲弊してしまいます。
だからこそ②ができるよう、一度関わった人と繰り返し連絡の取れる関係をつくることが大切です。

江戸時代の商人は、火事の際はお金よりも顧客台帳を守ったと言われるほど、顧客リストは大切な資産。
現代で言えば、メールアドレスやLINE ID、TEL・住所を聞いたり、SNSアカウントのフォローしてもらう等が考えられます。
みなさんも活動を続けて行く中で、どうしたら「顧客リスト」を育てていく事ができるかを意識してはいかがでしょうか?

「市民活動 虎の巻」は、Youtubeでもお楽しみいただけます。(12/2 17:00~公開)