市民活動虎の巻 SUPPORT

活動企画・運営

新しい人が入りやすいコミュニティづくりのコツ

Q. 「誰でも歓迎」と言っているのに、おなじみのメンバーが集まりがちです。どうすれば新しい人たちに参加してもらえるようになるでしょうか?

A.
「誰でもウェルカム」と言いながら、特定の層ばかりが集まる…これは多くのコミュニティが直面する課題です。
呼びかけているのに新しい人が来ないのは、「興味を持つ人が少ない」のではなく、「なんとなく入りづらい」「きっかけがつかめない」と思われているケースが多いです。

大切なのは、新しい人向けの「きっかけづくり」。ボランティアを募集しても人が集まらなかった経験がある団体は、ボランティア活動に関連した「勉強会」を開いたところ、「前から興味があって…」という人が集まったそうです。
マーケティングでも、人を動かすには「いまだけ・ここだけ・あなただけ」の提案が有効だと言われています。
市民活動でも「初参加歓迎デー」や「活動説明会」「〇〇イベント」などの限定された機会があったほうが、心理的に踏み出しやすくなります。

また、既存メンバーに「友達を誘ってもらう」という視点も効果的。
ビジネスでも紹介は高い成約率を誇る要素で、市民活動でも同じです。まずはメンバーに知人の紹介を呼びかけましょう。
その際に、どんなきっかけや仕掛けがあると人を誘いやすいか?をメンバー同士で話し合うと良いアイデアが生まれますよ。

新しい人に来てもらうためには、「いつでも歓迎している」というだけではなく、「今がちょうどいいよ」と伝える工夫が大切。
小さな仕掛けを作ることで、場の雰囲気が変わり、新しい人がほどよく加わっていくはずです。

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