市民活動虎の巻 SUPPORT

ボランティア管理

「平等な分担」から、「納得できる関わり方」へ

一部の人に活動の負担が集中しています。どうすれば無理なく分担できますか?

 

市民活動では「なんだか同じ人ばかり動いているな」と感じることがよくあります。
がんばれる人が自然と役割を引き受けてしまい、いつの間にか負担が偏って疲れてしまう。
そんな悩みを感じている団体は少なくないと思います。

「もっとみんなで平等にやれたらいいのに…」と多くの方は思うかもしれませんが、忘れてはいけないのが市民活動は「仕事」とは違うということ。
仕事では、みんなが一定の時間を拘束され、同じ目標に向かって動きます。
でも市民活動は、参加の動機も、使える時間もバラバラ。
年齢も職業もスキルも違えば、「できること」や「やりたいこと」にも差があります。

ただ、その「ばらばらさ」こそが市民活動の面白さでもあります。
全員が同じことをする必要はなくて、「その人らしい関わり方」ができる。
だからこそ、いろんな人にとって、無理なく集まれる場所になれるのです。
とはいえ、負担が偏りすぎると活動は続きません。
まずは役割を見える化し、「これは自分ができるかも」と手を挙げやすいようにしていくこと。
そして、たくさん関わってくれている人には「ありがとう」をちゃんと伝えること。
その両方があれば、「それぞれに合った関わり方ができる団体だよね」という雰囲気が育っていきます。


役割をきれいに割り振るより、それぞれの関わり方に納得感があること。
それが、市民活動を無理なく続けるコツかもしれません。

 

虎の巻では皆様からのご質問をお待ちしています!

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