Q.漠然とやりたいことがあるんですが、どうやって具体化すればいいですか?
A.やりたいことをはっきりさせるコツは、「WHY(なぜやりたいのか)」から考えることです。

リーダーシップや組織論を探求する著述家サイモン・シネックは「ゴールデンサークル」という思考法を提唱しました。
その中で、多くの人は「WHY」から始めています。多くの人は「WHAT(何をやるか)」=活動内容から考えがちですが、成功する人や組織は「WHY(なぜやるのか)」から始めていると指摘しています。
例えば、「子ども食堂をやりたい」と思ったとき、まず「なぜ子どもに関わりたいのか?」を問いましょう。
子ども時代の体験、親としての実感など、あなたならではの動機が見えてきます。
このWHYによって、学習支援、居場所づくり、イベント企画など、活動内容(WHAT)が変わってきます。
「ごみ拾い活動」も同じ。
「なぜまちをきれいにしたいのか?」を考えると、「子どもに誇れる美しい自然を残したい」「地域で挨拶するつながりがほしい」「地球環境が心配」など、人それぞれのWHYが見つかるはずです。
ただ、WHYはそう簡単に見つかるものではありません。
やりたいことがぼんやりしているときほど、関心のある場に顔をだしながら、焦らず「なぜ自分はそれを大事に思うのか?」を問い直すことから始めてみましょう。
WHYが見えたとき、活動はぐっと自分らしく、そして人に伝わりやすくなります。
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