2016.09.27

【今日どう?通信】人に教えたくなる話・・・中之島大沼新田(渡辺)

【人に教えたくなる話・・・中之島大沼新田】

 

戸数33戸がほぼ2世帯3世帯家族で、集落の真ん中に位置する神社が今も地域をひとつにしている、昔の空気感を残す土地です。

 

毎年春には総出で神社のしめ縄作りを行い奉納します。春と秋には、昔ながらの神饌を供えて神楽舞を奉納し、大人も子供も祭りを楽しみます。四季折々の生活の中に神社はあり、集落のまとめ役となっています。

 

1

  

この神社の神楽殿の天井に、みごとな龍が描かれています。作者は長岡造形大学の卒業生で、現在絵師として活躍している、OZ/尾頭/山口佳祐氏です。

 

直径2Mはある天井絵の龍は今にも飛び出してきそうな迫力です。制作資金は、地元出身の会社経営者で、「生まれ育った集落に恩返しがしたい」と資金を提供したそうです。

 

この小さな集落の出来事は、遠くに忘れてしまった地縁のもつ人間のつながりの温かさを思い出させてくれます。今後は、この龍を集落の守り神として、また、集落をひとつにする新たな象徴として次世代に伝えて言ってもらいたいものです。