2016.10.04

【今日どう?通信】雨の中の稲刈りと協働  

 

先日、昔からお付き合いのある集落に稲刈りのお手伝いに行ってきました。

この田んぼは、「ヘイケボタルを飛ばしたい」と地域の団体がこの4月に長らく休耕田となっていた田んぼを復活させたものです。

 

当日はあいにくの雨(というか大雨)だったのですが、勤め人から定年後の人から学生からいろんな人が集まっている中なので「今日やるしかないろ~」と決行。20名弱でドロ沼と化した田んぼで稲刈りをしました。

 

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40代のメンバーの中には「手刈りは初めてだて~」という方もいらっしゃり、人によってできることはバラバラ。さらに雨でぬかるむ田んぼには浅い長靴ではなかなか入れない。長靴の長さによってできる作業も変わってきます。また、刈った稲を束にして結べる人が3人くらいしかいない!という事が判明。慣れないメンバーで右往左往しながら作業をしていました。

 

最初は混乱していた参加者の皆さんでしたが、次第に役割分担が明確になっていきます。長長靴を履いた刈る人たち。稲束むすびを覚えて、刈り取られた束をどんどんと結んでいく人。そして田んぼ脇で稲束を集め、はざ掛けする場所まで運ぶ人にはざ掛けをする人。それぞれが周りの雰囲気を見ながら、声を掛け合いながら自然と役割分担しながら作業を進めました。

 

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過酷な状況の中での作業でしたが、見事なチームプレーで午前中に困難な状況を乗り切りました。皆のできることを組み合わせれば何とかなるという「協働」の事例でした。がんばった私たちを祝福するように午後には雨も弱まり、少し晴れ間ものぞいてきました。「午後まで待てばよかったね」と地元の人と笑いあった豪雨の中の稲刈りでした。頑張って育てたお米を食べられるのが楽しみです。

 

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NPO法人市民協働ネットワーク長岡 唐澤頼充