2016.10.13

【今日どう?通信】可愛く思えたもん勝ち(岩渕)

誰かと一緒に活動をしていくことは、アイディアが増えたり、議論ができたり、分担ができたりと、
いいことがたくさんあります。その反対に、意見がぶつかったり、ペースが違ったりと人間関係で
ストレスを感じ、正直負担になることもあります。

これが原因で活動が続けられなくなることも少なくないと思います。


私も、自分が関わっている活動でメンバーにヤキモキさせられることがあります。

(きっと、させていることの方が多いと思いますが、、、)
そんな時は、周囲に愚痴ったり、相談にのってもらい、気持ちのバランスを取ります。
そうやって何とかやり過ごすわけですが、たまにこんなことが起こります。

 

「世話焼きで煩わしく感じていた母親をあるとき急に可愛く思えるようになった」とか、
「プロジェクトのメンバーが自分の役割を果たしてくれず、ストレスに感じていたが、
意外と面白がっている自分に気が付いた」とか。

嫌だなと思っていたことが、あれ?意外と嫌じゃないかも。むしろ愛おしい、、、
どこかのタイミングで逆転現象が起こることがあります。
みなさんも経験ありますか?

 

私は、この現象を「協働促進現象」と勝手に呼んでいますが、願ったり叶ったりの嬉しい現象です。
これが起こると、相手が可愛く思え、自分が感じていたストレスが軽減されます。
これにより、もう少しその人と一緒に活動を続けていくことができます。
これは、単に自分が大人へと成長したわけではありません。
相手の人となりをそれなりに理解して、納得できたときにはじめて起こるものなのです。

様々なタイミングが重なって、話をする機会が続いたり、色々な場面を共有した人との間で
起こりやすい現象です。

 

誰かと一緒に活動をしていくことには、「協働促進現象」が起こるきっかけがたくさん潜んでいます。
でも、ダメなときは諦めも肝心。解散です。そんなこともあります。
無理はせず、人の面白さや関係の変化を楽しみながら、周囲と関わり続けたいものです。

 

岩渕直子