【ボランティアで得たいこと】
福祉センター「トモシア」というボランティアセンターが入った施設が11月にオープンしたこともあってか、最近、ながおか市民協働センターの相談窓口には、ボランティアを志願して来館される方が増えました。
そこで、今回の今日どう?通信では、ボランティアを話題に書いてみたいと思います。
ボランティアとして活動できるところを教えてほしいと相談があった時、ながおか市民協働センターでは、どんなことがしたいと思っているのか、活動イメージを聞きます。また、今までしてきた仕事や得意なこと、好きなことなど、その人がどんなことができそうか聞きます。
「ボランティアにはどんなものがあるのか知りたくて来たのに、こんなに質問されるとは思わなかった」と驚かれることもあります。でもボランティアはやりたいからやるものです。興味を持てないことや、苦手なことをするのは辛く、続きません。また強制されてやる活動はボランティアとは言えません。なのでできるだけ無理なく、そして楽しく活動をするためには、ボランティアを紹介するうえで、その人のことを知る必要があるわけです。
話しを聞く中で見えてくるのは、ボランティアをする目的は人それぞれということです。
「日中に時間の余裕があるから、人のために役立てたい」とか、「知り合いを増やしたい」、「仕事復帰へ向けてのリハビリのため」など、それぞれにボランティアを通して得たいことがあります。
これがとても大切なことです。人は自分のためになることがあるからこそ頑張れるものです。
「何かしてあげたい」は、良いけど押しつけになることもあります。「何かしてあげることで、自分にはどんな良いことがあるのか?」と、一歩深く考えてみることで、ボランティアの受入先と、やる側のお互いにとってプラスの活動につながるのではないでしょうか。
年の瀬が近づき、慌ただしい日々をお過ごしの方も多いことと思います。
ラストスパートでやることを片付けつつ、きつい時には弱音も吐きつつ、2016年の良い締めくくりができるといいですね(^O^)/
NPO法人市民協働ネットワーク長岡
岩渕直子