【資源を見直そう!】
『第32回雪しか祭り』が2月18日(土)、19日(日)に開催されます。
「雪しか」の語源は、みなさんご存知のとおり、昭和30年代まであった、雪を売る「雪しか屋」からきているものですが、寒い時期にお祭りを始めた経緯を知っていますか?
長岡市内の商工関係の方々が、雪国の「寒い、暗い」のイメージを払しょくし、「雪国だから楽しめるお祭りを始めよう!」と、アオーレが建設される以前に、市民の活動の場であった厚生会館の屋根から落ちた大量の雪を使って、『100だるま大会』を始めたことがきっかけです。
祭りをPRする為にトラック2台に雪をたっぷり積み、夜の道を新宿へと向かったのです。新宿の一角に、雪の滑り台、雪だるま、雪うさぎを作り、雪に親しみの無い都会っ子を喜ばせ、長岡の地酒を振る舞い、大人を喜ばせたのです。
先人の勢いは凄いですね!
いま新たに、地域の資源を見直し活用することが言われています。
雪国ながおかでは、天からの恵である「雪」を先人のように、大いに楽しみながら、新たな価値にしていく知恵を持ちたいですね。
32年続き、子どもを中心として1日約3万人が集まるこのお祭りも、ひとつの資源と考えてはどうでしょう。長岡市の未来を担ってくれる子ども達が集まるこの集客資源を違った角度から見て、新しいツールやコラボを加え、新たな価値を創りだして、魅力ある祭りに仕立てて行きたいものです。
そんな風に周りを見回すと、きっと宝の山かもしれませんね!
NPO法人市民協働ネットワーク長岡
渡辺美子