【今日どう?通信】ボランティア活動
私がこの職に就いたのは、3.11東日本大震災がきっかけです。連日の津波の映像や原発事故の報道で「誰かの役に立ちたい』と思いました。当時子どもの小学校進学のため仕事を辞めていた私は、「お金はないが時間はある」状態だったので、早速長岡に開設された災害ボランティアセンターに登録しました。そんなことがご縁で、南部体育館、北部体育館に避難してこられた方のお手伝いをさせていただきました。
それまで、ボランティアなんてやったこともない私にとっては衝撃かつすべてのことが初めてで、ものすごく張りきってしまいました……。当時の私は、思いが強すぎて本当に善意の押し付けだったと思います。
しかし、このことをきっかけに本当に様々なことを学びました。ボランティアの気持ち、受け入れる方の気持ち、それを調整する方の気持ちなどそれぞれの立場や経験・感覚の違いで、良くも悪くもなることを肌で実感し、ボランティアコーディネートという技術を学びました。
本当に目からウロコのことばかり、当時このことを知っていればもっとうまく調整できたのに!!と、当たり前のことなのに目先のことに必死になりすぎて「相手の立場を考える」、「客観的に見てみる」などができなかったことを今でも反省しています。こんな経験を活かして両者の思いをつなげるボランティアコーディネータになれるように頑張っていきます!
ボランティアは災害の時だけではありません。地域のコミュニティセンターや地域の小学校でもボランティア活動があるのはご存知ですか?活動をきっかけに地域と繋がるいいチャンスですよ!もうすぐ新年度。春のあたたかな気持ちとともにボランティア活動を始めてみませんか?
ながおか市民協働センターでは、ボランティアの相談にのっておりますし、情報誌らこっての発送作業ボランティアも随時募集しています。また、昨年大手通りにオープンした「トモシア」にはボランティアセンターがありますので、ぜひ足を運んでください。きっと新たな出会いがありますよ。
NPO法人市民協働ネットワーク長岡
太田 道子