2017.03.10

【今日どう?通信】みんなのチカラを集わせる仕組み(高橋)

3月に入り、春はもうすぐそこ。
しかし新潟の雪遊びシーズンは、まだまだ終わりませんよ!
5月に春スキーが楽しめるくらい、山にはたっぷりの雪が残っています。

長岡では、越後長岡6大冬まつりという冬のイベントがあります。
毎週のように各地域の特色を生かした催しが開催されており、
私も毎年子どもと一緒に雪のイベントに行き、冬の楽しみを存分に味合わせていただいています。
今回は、川口地域で開催された、「えちごかわぐち雪洞火ぼたる祭」にある協働のカタチをご紹介したいと思います。

どこの冬イベントもメイン会場では、屋台が軒を連ね、滑り台や宝さがしといった子どもたちの楽しめる催しがあります。
こういった光景は、どんなイベントでもある風景だと思います。

私が川口で心打たれたのは、「冬の楽しい思い出作りができ、みんな一緒にまつりを盛り上げる仕組み」があったことです。

【人のチカラを借りる仕組み】
・雪灯りづくりボランティア
メイン会場の雪灯りづくりや、会場までの道路を彩る雪灯り回廊づくり、夕暮れからキャンドルの点火など

実行委員だけでは大変なことでも、みんなでつくることで一体感が生まれ、雪洞火ぼたるがすべて灯り完成した時の達成感は格別なものです。
数人でやるには大変なことでも、誰でもできることを多くの人に関わって(手伝って)もらえる仕組みでした。

【地域の一体感と資金集めの仕組み】
・自宅を彩るキャンドル販売(抽選権つき)
会場だけでなく、川口地域内のおうちの前に雪洞火ぼたるが灯っていました。
後日ホームページを見ると、キャンドルを販売しており、各家庭でも気軽に雪灯りを灯せる仕組みを知りました。
購入してくれた人には、抽選権が配られて、当日はお楽しみ大抽選会が実施されていたようです。
キャンドルを購入して、各家庭で楽しく雪洞火ぼたるをつくり、会場に出かけるとお楽しみ抽選会がある。
そして、購入していただいたお金の一部が運営資金に充てられ、負担が軽減されるという仕組みです。

川口地域の人たちが協働をしてこの雪洞火ぼたるに関わり、盛り上げていることが実感できて心が暖かくなりました。
地域の人たちを巻き込み、自分に出来ることを持ち寄ると持続可能で素晴らしいカタチになるのですね。

NPO法人市民協働ネットワーク長岡
高橋