2017.05.15

【今日どう?通信】強くあたたかい組織を作るための「議論と対話」のチカラ(高橋)

みなさん、議論と対話という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私は、つい最近その言葉を研修で耳にし、なるほどと共感し、どうアクションしていくべきかを日々模索中です。
今回は、そのことについて皆さんとシェアしたいという想いでこちらに書かせていただきます。



去る3月に、「人と組織のマネジメント」を中心テーマに据えた「コミュニティフォーラム2017 ~進化し続けるNPOが実践する、強くあたたかい組織づくりとは~」に行ってきました。
主催されたNPO法人CRファクトリーさんは、10年以上に渡り、NPOやソーシャルビジネスの支援をしております。

多くの支援をしている中で、共通して見えてくるのが次の問題です。
■リーダー1人で孤軍奮闘してしまう構造になっている
■スタッフ・担い手の人数が少ない・縮小している
■「主体性」や「関係性」が弱いから、やりたいこともなかなか前に進まない

「社会を良くしたい」という熱く尊い想いから事業・活動が始まり、なんとかしようともがきがんばっているのに、「人と組織のマネジメント」がうまくいかないことで、その「熱く尊い想い」もしぼんでいってしまう…
「人と組織のマネジメント」に巧みになることは団体・リーダーにとって大切なことだと話がありました。

組織としてのポイントは、課題を見つけ戦略を立て物事を決めていく「強さ」、そして誰もが漏れることなく安心できる「あたたかさ」とのこと。
それができる社会をつくれることこそ、NPOが出来る事だとおっしゃられていました。

事例発表者として、17名のNPO法人のトップリーダーの方々がそれぞれの視点で「強くあたたかい組織づくり」について話をされていました。
私が一番印象に残っているのは、認定NPO法人かものはしプロジェクトさんのお話。

ミッションを達成する為に、「議論」が必要。
事業を展開したり、事業を縮小・撤退するなど物事を進めるには
基本をブラさず、ミッションについて議論重ねてきているとのこと。
しかし、それだけでは組織として機能しないとのこと。

働く人の幸せを築く為に、「対話」も大切。
答えは一人一人が持っているもので、答えが出るものではないが、その人の得意なこと苦手なことを知る。
自分のダメなところも直視せざるを得ないので、ちょっときついかもしれません。
そして、ある程度の時間を取る必要があるので、後回しにしがちになるそうです。


これを、1つのスライドにまとめておられました。




目的を重視する「議論」ばかりしていると、はやく生産性を向上させられるが、疲弊してくる。
プロセスを重視する「対話」ばかりしていると、関係性を向上させられるが物事を決めることが遅くなる。

どちらが大事ではなく、バランスが大事になります。

このことは、市民活動だけでなく、仕事や家庭などにも通づるものだと思いました。
あらためて、ちょっと俯瞰してみる時間を取って見られてはいかがでしょうか。
そこには、新しい社会や未来のヒントが隠されているかもしれません。



※参考

【開催報告】コミュニティフォーラム2017 :(NPO法人CRファクトリーブログより引用)
http://blog.canpan.info/clf2008/archive/650

スライドシェア:(NPO法人CRファクトリーブログより引用)
http://blog.canpan.info/clf2008/archive/649

 

NPO法人市民協働ネットワーク長岡

高橋秀一