2017.07.12

【今日どう?通信】『リーダー』と『支える人』(太田)

協働センターにいると、様々な市民活動団体さんの活動やイベントに出かけます。
そこで感じることは、熱い気持ちを持った『リーダー』の存在とそれに共感する『支える人』がいることです。


市民活動組織は、大きく分けて
1.思いをもった人達がみんなで活動を決め、みんなで進めていく団体と
2.リーダーが活動を決め、その思いに共感してみんなで進めていく団体があると思います。

 

もちろん、どちらが良い・悪いはありません。

でも、共通してあるのはそこにかかわる人が、団体の思いに共感して、とても楽しそうにそれぞれの目的をもってかかわっていることです。

 

『リーダー』として人を引っ張っていくのが得意な人。
『支える人』として事務や調整や作業が得意な人。
と、色々な人が、さまざまな得意をもっていきいきと活動を進めている姿に本当にすごいと感じます。

 

 

先日、水道タンク友の会主催の『水道タンク90周年記念祝賀会』にスタッフとして参加させていただきました。
そこには水道タンクを愛する人、守って来た人、守って行きたい人、代表者の魅力に惹かれた人など様々な方がいらっしゃいました。
当日の参加者は150名以上。会を仕切るのは、スタッフわずか15名程度。しかもコアなスタッフは3分の1ほど、そのほかは会員ではないが、ゆるくつながりあってる人達。しかもほとんど初対面。それにも関わらず会は大成功!!

 

なぜ、ほとんど初対面の人たちが大きな会を運営して成功させることができたのか。。。

 

そこには、強力な『リーダー』と、リーダーの思いを受止めフォローするサブリーダー、団体の目的に共感し協力するスタッフの『支える人』がいたからだと感じました。
初対面なのに初対面ではないほどの協力関係が築けたのも、団体のミッションやビジョンがはっきりしていたからと、リーダーの存在だと感じました。

 

よく、市民活動団体さんの相談で、会員を増やしたい、スタッフを増やしたいと相談が寄せられます。
今回の会に参加して、私は、団体の思いに共感するミッションやビジョンがはっきりしている事が大切だと実感しました。
「一緒に何とかしたい」、「協力したい」、「手伝いならできます」と様々なかかわりがあると思いますが、その根本は共感なんだと感じた時間でした。

 

『リーダー』と『支える人』の間には、目的に対した共感があるからこそ、団体がいきいきするのだと思います。
団体のミッションやビジョンを再度確認することを定期的に行って、つながりあう人をどんどん増やすことが、市民活動には必要なことですね。
協働センターには、こんな本があります。よかったら遊びに来てください!!

 

 

 

NPO法人市民協働ネットワーク長岡 太田道子