【ほっこり、今日どぅ通信】
昨日はクリスマスでしたね。
みなさんは、サンタさんからプレゼントもらえましたか。
長岡では「サンタプロジェクト」という取り組みがありました。
これはクリスマスを病院で過ごす子どもたちのために、本を送るというプロジェクト。
市内3書店がこのプロジェクトに賛同し、計49冊の図書が病院で過ごす子どもたちに贈られました。
その仕組みは、書店の店頭でまずくじを引き(くじには病院でクリスマスを過ごす子どもの性別、年齢が記載されています)そのくじに書いてあった子に見合う本を探し、購入。プロジェクト代表がとりまとめて病院に送るという仕組みです。書店で、くじを引けば、誰でもサンタになることができます。
「このくじの子に見合う本はなにかなー」とか「病院で喜んで読んでくれているんだろうな」と考えながら本を探すのでしょうか。
「想像力」を働か、本を選ぶことで、暖かい気持ちになるプロジェクトだと思いました。
…最近、なんでも簡単に手に入るこの時代では、想像力を働かせることがすごく少なくなったのでは、と思います。お金を出せば買える。すぐ手に入る。これは、ある人が言っていた言葉ですが、「現代で暮らす私たちは、持っているエネルギーを消費のエネルギーに変えてしまうことが多くて、想像力が働かくなってしまった」。まさにそうなのかも…とも思いました。
このサンタプロジェクトは、自分たちの持つエネルギーを「想像力」に変えた一つの良い例。
くじを引いて、一冊の本を選ぶ―という、これも消費の一つではありますが、私たちの持っているエネルギーを、誰かに想いを馳せる想像力に使う、素敵なプロジェクトだと思いました。
(のもと)