今日どう?通信
「ながおかDATAFILE ①世代別人口移動」
突然ですが、私の担当の「今日どう?通信」では、しばらく長岡に関わる色んなデータから、長岡の町について考えたいと思います。
第1回目は、長岡の人口についてです。たまたまとある仕事で長岡の人口統計を色々といじくる機会が最近ありました。そんな時に、根本祐二さんの「『豊かな地域はどこがちがうのか』」という新書に、コーホート分析なるものが紹介されていました。要は、ある期間に、どの年代がどれだけ地域間を移動したのかを見るというものです。
画像は、長岡市での2005年~2010年(国勢調査のデータを使っているため、やや古い、、)の間に、それぞれの年代の増減を表したものです。例えば、2005年に15~19歳の人口が、2010年に20~24歳になった時に、その人口がどれだけ増減しているかを示しています。長岡11地域でのグラフを作りましたが、ややこしいので代表的な動きをしている小国、三島、長岡だけ表示しています。
小国地域では、高校卒業後の20~24歳が40%近くまで減少しています。そしてその後は、減少率は下がるものの、ずっとマイナスが続きます。長岡の多くの地域は、このような折れ線グラフを描きます。
三島地域は、見事に子育て世代が増加していることが手に取るようにわかります。この線を描くのは、他に越路、中之島です。旧長岡市内は、ほぼ横ばいですね。このように、旧長岡市内を除き、世代の移動は二極化しています。
60歳以上のいわゆる高齢者層で言うと、プラスに転じているのは、三島と小国だけです。小国はちょっと意外ではないでしょうか?
さて、皆さんはこれを見てどんな感想をお持ちですか?
【阿部】
2014.06.16