【今日どう?通信】
「ないものねだり、ではなく、地域への愛着育て。」
先日、とある場で大学4年生の女性の方がこう発言していたのに少し疑問を感じました。
「私のイメージなんですけど、東京はキラキラしているから行ってみたい。」
確かに~その気持ちはよく分かります。
キラキラしているところ、あこがれますよね。若い女性ならなおさら。
高層ビルの建つ大都会、おしゃれなお店にカフェ、さっそうに働くサラリーマン…確かにキラキラして見え、あこがれる気持ちもよく分かります。
しかし、ここでひとつの疑問が生じます。
「田舎はキラキラしていないのか。」
確かに、新しいもの、おしゃれなものなどと争っていては勝てません。当たり前です。
しかし、田舎もキラキラしているのではないか!
例えば、夕暮れのオレンジ色の空、おかあちゃんたちがつくるおいしいご飯、自分の周りにいるいきいきしている人たち…
(写真:長生橋)
(写真:山古志の料理)
(写真:先日ののもーれより)
田舎も十分きらきらしていると感じられるのではないでしょうか。きらきらというよりもほっこり、あたたかい、いきいきという感じでしょうか。
しかし、その地域にいる人はその魅力に気づきにくいです。ないものねだり、隣の畑は青く見えますから。
なので、無理やり地域のキラキラを「見付け」なくていいのだと思います。
それよりもホッとする、心が温まるというような地域への愛着を「育てる」プロセス自体が田舎のまちづくりには重要なのかもしれません。
「ないものねだり、ではなく、地域への愛着育て。」
ゆったりとした時間の中で育つ地域への愛着は、田舎を離れる若者を引き留めるかもしれません。
これ、育てていますという、とっておき!が見つかったら協働センターまで教えてくださいね(^^)
【のもと】