きょうどう通信 長岡市内NPO法人データ①事業規模
「長岡のNPO法人の事業規模の標準は、500万円程度」
長岡市内の市民活動の実態を把握するためにNPO法人のデータ分析をしています。NPO法人だけのデータでは、全体を把握する事は困難ですが、それは承知でできるところからということで行っています。
今日はその第一弾として、長岡市内のNPO法人の事業規模の推移を見てみます。推移はすべてH23年度~H25年度のデータです。まず1枚目の画像、全法人の当期収入額を見ると、H23年の約8億4千万円からH25年の9億6千万と1億2千万増加しています。平均でみるとおおよそ、長岡の法人の標準的な当期収入額は500万前後と大きく変わっていません。
画像2枚目、事業規模別の団体数を見ると、最も多いのは100万円~500万円の団体(28.6%)、1000万円~5000万円の団体(28.6%)となっています。特に3年間で、100万円~500万円規模の団体が増えています。
画像3枚目、内閣府が調査した全国のデータと比較をすると、やはり100万円~500万円の団体が全国平均よりも多くなっており、逆に5000万円・1億円以上の団体は全国の方が多いことがわかります。
このことから、100万円~500万円という職員を常時雇用することはなかなか難しい、市民団体から一歩頭を抜けたくらいの団体が、長岡市内では多いという状況が見えてきます。これらの収入の内訳の詳細は、次回レポートしていきます。
阿部巧