春から夏へ向かってさわやかな日が続いていますね。
山の恵み山菜もまだまだ楽しめる季節。山あいの集落では今年も山菜採りツアーや山菜料理を楽しむイベントが目白押しで、多くの人で賑わったようです。
私も先日、山菜を味わう会に参加してきました。たらのめ・フキノトウ・こしあぶら・木の芽・ウドなどなど。目の前で山盛りの山菜天ぷらが上がっていく様子にテンションもあがりました!
天ぷらの他にも、ぜんまいの煮物やワラビのおひたし、山くるみの入った白和えなど、おいしい料理がテーブル狭しと並んでいます。
集落の方達からは、「まちの人は、天ぷらで食べるのが好きみたいだけど、本当に美味しい食べ方はな…」と、地元ならではの美味しい山菜の食べ方を教えていただいたり、「こんなのいつでも食べさしてやるから、また来いよ。」と言っていただき、おなかいっぱい大満足でした。
また別の日、給油をした時のことです。いつもはセルフのガソリンスタンドで給油をするのですが、ちょうど給油のサインが点滅したので、そこから近いガソリンスタンドへ。セルフよりは、ガソリンの値段が少し高かったけれど仕方ないと思って入りました。
給油している間に、スタンドのおじさんはフロントガラスの拭き作業を始めました。
ズボラな私は、虫がバチバチぶつかって汚れたガラスをそのままにしていて、おじさんはそれを熱心に磨いています。「虫はすぐにキレイにしないと油膜ができ ちゃうんですよ。」と言いながら、ナイロンタワシみたいなのまで使って、ピカピカにしてくれました。そして給油が終わり、「オライ、オライ」というプロっ ぽいかけ声に誘導され、ガソリンスタンドを後にしたのでした。
両方とも、ひとりでも完結しようすれば、できること。でも、そこに人がいることでコミュニケーションが生まれ、払ったお金で得た対価(この場合は、山菜料理とガソリン)以上のものを受け取ることができて、心が温かくなりました。
この2つの体験を通じて、そこに人がいることの大切さを実感したのでした。
何かを選択する時、「より人とつながれる方を」というモノサシを加えてみるともっと楽しくなるかもしれません。
清野