コライト

日付:2015年11月27日
今日どう?通信

【今日どう?通信】インドカレー屋でインド人に怒られた話

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先日、友人とインドカレー屋に行ってきました。
インド人が経営しているお店で「ナンが美味しいんだよ」と、評判のお店です。

お店に入ると3人の店員さんが聞き慣れない国の言葉で話をしています。ヒンズー語でしょうか?本格的な香りにわくわくします。

カレーの種類も豊富で、野菜カレー、チキンカレー、エビカレー……etc
そして辛さも1~20まで選べました。お子様向けは「1」。辛いのが苦手な人は「2」。スタンダードが「3」。辛さ「6」からはメニュー表の中では後はお好みでとの説明しかなく激辛の世界に突入するようです。
辛いのが苦手な私は、チキンカレーの「2」を。辛いのが好きな友人は、エビカレーの「8」を頼もうと、インド人の店員さんに注文しました。
すると……
店員「8ハNO~。ダメネ」。

なんと、メニュー表に書いてあるのに注文を拒否されたのです!「辛過ぎるんだってやめなよ」と笑いながら友人を説得する私。

友人「じゃあ7!」
店員「ノー」
友人「えー!なんでメニューに書いてあるじゃん(笑)」
店員さんからの辛さの引き下げ交渉が始まり、結局は「5」なら注文させてもらえました。

店員「辛イ、足リナイ。後デタス」
どうやら、もっと辛くしたい場合は段階的にスパイスを足してくれるようです。

友人「日本人が辛さに耐性ないと思っているんじゃない?見くびっているな、どんどんスパイス足してやるよ」
私「インド人相当辛さに強いんだよ!皆すごいんじゃない?聞いてみよう!」

そうして、注文を聞いてくれた店員さんに普段どれくらい辛いの食べるのと聞いてみたら、指を3本立てて厨房に戻って行きました。
「インド人意外と辛がりじゃん」と笑いました。

友人と雑談しながら待っていると、注文をとってくれた人とは別のひときわ陽気な店員が「オマタセ!辛サ、後デタセルヨ!」とカレーを持ってきてくれました。一番日本語が流暢な人でした。

「おお~ナンがでかい!美味しそう」。二人でスマホをとりだし写真を取ろうとします。「オ店、宣伝シテネ!」と、にこにこ見守る店員さん。「ウマク撮レタカ?」と私のスマホの画面を覗くと……

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「ナンガキレチャッテイルヨーー!」と、声を荒げました。

ん?まぁいいやと思って「大丈夫、大丈夫」と言いながら食べ始めようとすると、店員さんはしつこく「サッキノ写真ミセテー。ナンガキレテタヨネー?シャシンー」と不機嫌そうに言ってきます。
はいはいと思って、撮った写真を見せるとやっぱり「ホラー。ナンガキレチャッテルヨー。ナンガー」と迫ってきます。確かにナンが画面の中に収まりきってない写真です。

私は「いいじゃん。カレー美味しそうに写ってるよ?」
店員「エーナンガ。ナンイレナイトダヨ。全部」
私「仕方ないなぁ。撮り直すよ。ほらこれでいい?」
今度はちゃんとナンが全部画面の中に収まるように写真を撮り直しました。店員さんはもう一度スマホをチェックして満足そうに笑ってくれました。

そして、「ナンガ、キレテル。コレ、私ヲ撮ッタトキ、首キレテル同ジ」とジェスチャー付きで説明してくれました。それを聞いて、なるほどナンへの敬意を欠いていたなと反省しました。同時に、人の大切にしたい価値観というものは千差万別。しっかりと相手の価値観を確認して理解してからでなければ、ちゃんとした対話はできないんだなぁと改めて感じました。

国だけでなく、同じ長岡でも住む場所、年代、仕事、趣味。それぞれに、違う価値観があります。そして、大切にしたいものが違うと思います。「自分と違う価値観の人がいる」ということを分かって人と接するか、否かで、対話の形は大きく変わってくるはずです。そいうった違いを受け入れあって一緒に生きていくことが、協働のひとつであり、一歩なのだと思います。

さて、インドカレー屋ではその後、調子に乗った店員が「モット辛クシヨウカ?ホラホラ」と、ガンガンとスパイスをすすめてきました。友人のエビカレーはどんどんスパイスを足され、最初に頼んだ「5」の時とは全然違う色に変わってしまいました。辛いのが苦手な私は必死に抵抗していました。

私「インド人はそんなに辛いのが好きなのか!店員さんは普段どれくらいの辛さ?」
店員「私ハ、2ダヨ!」
私「辛いの苦手な人用じゃねーか!」

インド人でも多様な嗜好があるんだなぁと思いました。

 

唐澤頼充

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