さまざまな地域活動や、市民活動をしていると組織の中や仲間の中だけでは煮詰まってしまうケースも少ないですよね?
そんな時には外から人を入れて会議を開くと、新しい視点や新しい意見が出てくるのでオススメです!
私たちのNPOでは「1日店主 のもーれ!!長岡」という市民交流イベントを開催しています。ご参加いただいたことある方も多いかもしれませんが、ゲストトークとお酒や料理を囲んで交流するという2部制のイベントで、毎回50名以上、多い時には100名以上が参加する交流イベントになっています。その企画をこれまではNPOスタッフだけで作っていたのですが、企画会議でなかなか新しいアイデアが出てこない回が増えてきました。
そこで、2016年の2月から、これまで「のもーれ長岡」の運営を手伝ってくれたり、私たちのNPOの活動に協力いただいた方にお声かけして企画会議に参加してもらうことにしました。
すると、出るわ出るわピチピチしたような新鮮なアイデアが!!
スタッフだけでは気づかなかった視点で、いろいろなアドバイスをいただきました。さらには「こういうことをやりたい!」「こんなことができそう!」など、協力してもらえる箇所もたくさん見えてきました。
おかげさまで、今まで手が届かなかったような仕掛けや、工夫に取り組んでいけそうです。本当に実りある企画会議となり、今後は定期的に外部の方を入れた企画会議を実施していくことになりました。
しかし、この外部を入れた会議。
実は「失敗した」というケースも色んな所で耳にします。
私たちの会議が成功した理由を考えると……
①招集側がやることが決まっている
②「こういう案を考えているんだけど…」に対して、改善案を提案してもらった
③会議には、もともとイベントに参加したことある人を呼んだ
という3つが大きかったのかなと思います。
逆に外部から人を招いて会議をして失敗するケースはこの逆が多い気がします。
「どんなことをやればいいか?」や「企画案」を外部の人に考えてもらおうという姿勢だとなかなか上手く行かないことが多いようです。また、せっかくアイデアを出してもらっても「で?それを誰がやるの?」という状態になってしまうケースも見受けられます。
また、①②を満たしていても、実際のイベント等を見ていない会議参加者が、実現不可能な意見ばかりを言ってしまい場が白けてしまうケースにも注意が必要かも。
いろいろと書いてみましたが、外部のアイデアを活かすには……
既にある企画を更に磨き上げる「ブラッシュアップ」のためという意識が大切なのかもしれませんね。
唐澤頼充