長岡もすっかり桜化粧になりましたね。(昨日はまさかの雪見桜でしたが。。)
例年より早く、すでに葉桜になっているところもありますが、桜の季節は気持ちがいいものです。
さて、今日4月12日が何の日かわかりますか?
日本にいると全く関係ないようですが、遠くタイでは今日から15日までソンクランという旧正月を祝う水かけ祭りが行われています。
旧正月って何?って思うかもしれませんが、2月には中国の旧正月・春節があり、日本にも観光客がたくさん来ていたことは、ニュースなどでも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
この季節に旧正月を迎えるのはタイだけではありません。
ラオスもカンボジアも明日から3連休や4連休、なんとミャンマーなんかは今日から20日まで休みなんです。
お正月を祝うのはどこの国も一緒ですね、という話だけではなく、私たちが気付かないところで今日から数日間、アジアだけで1億5千万人くらいが一斉に休みになるスーパーゴールデンウィークに突入するんですよね。
そんなスペシャルな時期に、いったい何パーセントの方が国を離れて海外旅行に行くでしょうか?
日本の正月も、当然家で過ごす方もいれば海外で過ごす方もいます。
もし仮に0.1%の人が日本に来たとします。それでも15万人。
こちらでは何もない春うららかな平日に、実はそんなことが起きているかもしれません。
その人たちは、春に日本に来たら何を楽しみたいか。
いろいろとあるとは思いますが、春の日本といえば、「桜」を見たかったりしますよね、きっと。
でもちょうど南からの桜前線は関東エリアも終わりをつげて北上し、ちょうど新潟県あたりを差し掛かっているところです。そうです。長岡の桜が見ごろなんです!(厳密には数日前。。)
どうでしょう。そんなことがわかっていたら、新幹線で1時間半の長岡駅から徒歩で行ける福島江や柿川にご案内したくなっちゃいますよね?
せっかくだから長岡の地酒でも飲んでってくんなましってなりますよね?
お土産には缶に入った元祖浪花屋の柿の種をもってってくんなましってなりますよね?
はい。興奮しちゃいますよ。日本でここだけですから。
何が言いたいかというと、こちらの中だけで考えていると、地域の価値ってのは見えづらいというのはよくありますが、世界中に住んでいる人たちに生活があってリズムがあります。その両者のタイミングだけ切り取るだけで、かけがえのない価値になりうることがあるんです。
「どうせ」と地域を俯瞰してみる人がいるかもしれませんが、地域の価値はタイミングとともに変化し、輝きを変えていくものです。
自分たちだけのことしか見えていないと気付かないことも、ちょっと外の人たちの暮らしに目を向けてみるだけで、なんて魅力的な出会いが眠っていることか。
そんな切り口考え出したらきりがないくらい出てきそうですね。
まもなく桜も散り始めますが、そんな価値ある風景を今一度楽しみましょう。
(昨日の雪見桜は外国人からしたら発狂物のレア風景だったことでしょう。)
樺沢 敦