【How do you do 協働】
協働センター、協働条例、市民協働、協働のまちづくり・・・。
仕事がら、「協働」という言葉をよく見聞きし、私も気つけば何の気なしにその言葉を遣ってしまっていますが、改めて考えてみると「協働」って一体全体なんなのでしょうか。
今回は身近なようで実はよく分からない、「協働」について考えてみたいと思います。
長岡市市民協働条例という条例が長岡市にはあります。そこには協働について次のように記されていました。
“市民と市とが互いを認め合い、それぞれのおもいに共感し、必要に応じて相互に補い合いながら、これらのものが持ち味を十分に発揮することにより、まちづくりに取り組むことをいう。”
「持ち味を発揮」とか「まちづくりに取り組む」のような言葉があるとちょっと規模が大きくなり抽象的に感じてしまいますが、この中で特に大事なのは「互いを認め合い、おもいに共感し、相互に補い合う」という部分ではないでしょうか。
そのようなHOW(どのように)にあたる部分があって、結果的に「まちづくり」などにも繋がるのだと思いますし、HOWを大切にするからこそ、単純にあるものごとを一緒に行ったり、目的意識の共有にとどまる共同や協同との違いが決定的になるのだと思います。
「『協働』をしよう!」と言われても何をどうすればいいのか、正直よく分からないと思います。
しかし、協働のキモはHOW(互いを認め合い、おもいに共感し、相互に補い合う)なんだと考えれば、すごく身近に捉えられるようになりませんか。
忙しそうなお母さんを思って手伝いすることだって小さな協働でしょう。
そのような個人でできる小さな協働が積み重なって、みんなが暮らしやすい協働のまちづくりに繋がるのだと思います。
池戸熙邦
参考 長岡市市民協働条例 http://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/cate01/shimin-kyodo/file/jyourei.pdf