2016.12.21

【むすび隊 栃尾】 栃堀巣守神社裸押合大祭の新しい流れ

毎年2月の第2土曜日に栃尾地域栃堀集落で「栃堀巣守神社裸押合大祭」が開催されます。
下帯一本に草鞋を履いた男たちが巣守神社の中で「オッセ!オッセ!」と互いの身体をぶつけ合い、天井から播かれる福札を奪い合います。

数百年前から続けられているお祭りですが、地元の古老に話を伺うと「昔は青年団だけでも数百人いたので、押し合いに参加するだけでも大変だった。今は人数が少なくなって寂しくなった」と話します。

一方でこの数年来、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生が毎年男女50名ほど来て、祭りを盛り上げてくれています。
男子学生は下帯を締めて群衆の中に、女子学生は外から黄色い声援を飛ばします。

 

 

ただ外からの参加者が増える中で、人口減少に伴い地元の若者は祭りの運営や警備などに駆り出される人が多くなり、祭りに参加して「押す」ことができなくなっています。
最近では、祭りに百数十名が参加するなかで地元の人は20名程度しかいません。そんな状況を憂いて、「次回からは県外から来る学生にも警備などの仕事をお手伝いしてもらえないだろうかと考えている」と栃堀の役員の方は話します。

またこの11月から栃堀地域に引っ越してきた地域おこし協力隊の溝橋俊章さんも「押す方はご勘弁いただきたいですが(笑)裸押合祭の運営にはぜひ関わっていきたいです」とやる気十分です。

2017年は2月11日の開催です。皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

 

 

【著者プロフィール】

名前 刈屋高志

所属 刈屋さんちの安心野菜・地域活性化ネットワークとちお

得意なこと 中国語、タロット占い