2017.11.30

【むすび隊 川口地域】 川があるから川口、では、竹がないのに「竹田」とは、、?

 

「川口」といえば 川の合流地点、川の河口、川を利用した運搬、川のおかげで発展したところ、などのイメージがあります。長岡市の川口も信濃川と魚野川の合流地点であることから容易に想像できます。ところが、そこにはないものが地名に入ってる場合もあります。

 

竹がないのに「竹田」とは、、、?
国道17号線、道の駅あぐりの里の信号から山を登っていくとある小さな集落。川口温泉や川口運動公園、川口きずな館から最も近い集落が「竹田」です。ところが、どこを見渡しても竹林があるわけではありません。
では、なぜ「竹田」と呼ばれるようになったのでしょうか。

 

由来は江戸時代にさかのぼるといわれています。
じつは三国街道の要所としても知られている越後川口。かつて殿様や武士、商人などが行き交う三国街道から、少し山を登ったところに比較的平らな土地があり、そこに田んぼがあったことから「高いところの田んぼ」「高田」と言われるようになり、月日は流れ「高いところの田んぼ」「たけーところのたんぼ」「たけーたっぼ」「たけた」となったという説が有力です。
時の流れは地名まで変えてしまうこともあるんですね。(諸説あり)

 

日本一の信濃川と最大支流の魚野川の合流地点「川口」。それらの川によってできた河岸段丘の高低差による「高田」からの「竹田」遥か縄文のロマンと、人の記憶のあやふやさを再認識できますね。

 

 

【著者プロフィール】
・名前 砂川祐次郎
・出身 埼玉県川口市⇒長岡市川口地域
・得意なこと いろんなイベントに顔を出す 絵を描く