2017.12.08

【むすび隊 与板地域】 山の麓にある町内なのに「塩之入」

与板町 には『塩之入(しおのいり)』という町内があるのをご存知でしょうか?
海に面しているわけでも無く、山の麓にある町内なのに塩之入ってなぜ?と思いますよね?
調べてみました!(いえ、もともと知ってました笑)

諸説有るようですが、塩之入地域にははるか昔から塩水が湧き出る井戸があり、そこから地名が名付けられたと言う説が町名の由来にもっとも有力なようです。その井戸は弘法大使が杖と念力で湧かせたという伝説も残っています。

戦時中は物資が不足して食塩の代用として与板町民はもちろん、周辺地域からも塩水を汲みにきていたと祖母(呉服町出身)から聞いています。

 

気になったので久しぶりに塩之入の塩水の井戸に行ってみました。
与板から和島に抜ける県道274号線の塩之入トンネル手前の階段を降りた所にその井戸はあって、今でも塩水が湧いています。

 

昔は誰でも塩水を汲む事が出来たのですが今はフェンスに覆われていました。


塩水を汲みたい方は近くの日帰り温泉施設の『志保の里』から鍵を借りて汲む事が出来るようです。
その志保の里ではその塩水を引いて日帰り温泉の源泉にしています。
この記事を見て塩之入から湧き出る塩水を味わってみたくなった方は『志保の里』の温泉で堪能してみてくださいね。

 

 

【著者プロフィール】
・名前 高橋寿明(CONTO CANDLE LABO代表)
・生まれ 長岡市与板町
・育ち 長岡市与板町
・得意なこと キャンドル作り