現在は新潟県長岡市の三島地域。合併前までは新潟県三島郡三島町(さんとうぐんみしままち)でした同じ漢字なのに読み方は違う初見泣かせの地名でした。
その名前の変遷もなかなかのもので
江戸時代より前は「山東郡(さんとうぐん)」。江戸時代には「三島郡(さんとうぐん)」と書くようになりました。それらより前には刈羽郡「三島郡(みしまぐん)」と呼ばれていました。「三島郡(さんとうぐん)」が固定されて呼ばれるようになったの明治になってからだそうです。
1955年、脇野町と三島郡大津村が合併して三島町となりました。地名の歴史はそんなに古くないんですね。通例に従って新町名をそのまま「三島郡(さんとうぐん)」からとったのですが、読みやすいようにという理由から「三島町(みしままち)」となりました。
何ともややこしい名前の変遷でした。
長岡市と合併することで、長いし説明が面倒だった住所もなくなりました。書類を書くのがとても楽になりました。でも、ちょっと寂しいです。たまにで良いので煩わしくて懐かしい昔の住所を思い出してもらえると嬉しいです。
【著者プロフィール】
・大島健 (有)大島鉄工所
・全日本丸太早切選手権大会副代表
・シェア飯長岡代表
・食べて知るあなたの地域野菜実行委員
・生まれも育ちも 長岡市脇野町
・得意なこと 美味しいものを美味しく食べること