川口地域に田麦山(たむぎやま)と言う山の中の集落があります。
字だけ見ると田んぼや麦を作ってるんだろうな~と想像がつきますが、今回のテーマである由来を調べてみたら結構違ってましたので、ご紹介させていただきます!
今でこそ川口地域の行き止まりの地域ですが、昔は田麦山を抜けて山を越えると魚沼市の方へ抜けれる山道がありました。(今でも道はありますが)田麦山の奥の方に油田があったらしくそれなりに重要な地域らしかったそうです。で魚沼市(堀ノ内)の方から田麦山へ向かう山の上から見えた田麦山に入る時に地主神様に手を合わせてから山を下ったそうです。その手を合わせる行為、”手向け(てむけ)”をした山から見える集落を”てむけ山”から始まり、今の田麦山になったそうです。
今はもう油田や田麦山より奥の集落はありませんが、川口地域で油田があった事に驚き、そしてあの山奥での厳しい冬の暮らしに良く耐えたと思うと胸が熱くなりますね。
【著者プロフィール】
関 達夫
所属:川口やな場
生まれ:川口、西川口
得意なこと:料理