2018.02.13

【むすび隊 栃尾地域】アキバが生んだ!?とちおグルメ!

みなさんは“栃尾の油揚げ”をご存知ですか?

栃尾地域に昔から伝わる特別な油揚げで、通常の約2倍の大きさ、厚さがあり長方形の厚揚げのような見た目です。

 

 

ちょうど初代ゲームボーイのような厚さでしょうか。(分かる人には分かるハズ)
その大きさの為、低温と高温の油で2回に分けてじっくりと揚げるのですが、植物性の菜種油を使い余分な油は切るので見た目よりはヘルシーなのです。

 

揚げたては格別で、お醤油をかけて口に運べばもう……あとはご想像におまかせします(笑)
油揚げといえば、おみそ汁や煮物に入っているような、どちらかと言えば引き立て役のイメージかもしれませんが、栃尾の油揚げは狭いフィールドを飛び出し、みごと主役の座を手に入れました。(おおげさ)

そんな栃尾の油揚げの歴史は今から約250年前に始まったと伝えられています。

栃尾は秋葉信仰発祥の地でもあり、秋葉神社には現在とは比べものにならないくらい参拝者が訪れていたそうです。

「全国各地から訪れる参拝者のために特別なお土産を用意したい」という想いから生まれたのが栃尾の油揚げです。

 

現在、栃尾地域には15軒の油揚げ屋さんがあり、それぞれ特色のある油揚げをつくっています。
お店によって味や食感が違っているので、食べ比べてみるのも面白いです。

 

正直、多感な10代の頃(笑)は
「油揚げのイメージしかない町なんてカッコ悪いな。」
と思っていたものですが、今では全国で唯一の食べ物があるなんて恵まれている!と自慢に思うようになりました。

 

 

高橋 沙原
生まれ:長岡市栃尾地域生まれ・在住
得意なこと:妄想