古くから新潟で郷土料理として作られている煮菜をご紹介します。
まず材料
・野沢菜
・煮干し
・大豆(打ち豆)
これだけです。
味付けに必要なもの
- 水
- みりん
- 料理酒
- 醤油
分量は見た目で十分です。野沢菜が少なくても多すぎても煮菜は煮菜です。
味付けのポイントは後で触れています。
おそらく作り方や材料は各家庭、各地域でそれぞれ違いはあると思います。
今回は我が家のばあちゃんのレシピをお伝えしようと思います。
まず、野沢菜を用意します。
写真は自家製の野沢菜ですが、スーパーで売っている袋入りのものでも全然大丈夫です。
それを汁ごと鍋に入れます。大きな鍋がいいです。
ところが今回間違って野沢菜の汁を捨ててしまったので(汗)、水と塩を野沢菜が浸かるくらい入れていきます。
それを強火にかけ、沸騰させます。
沸騰したら、軽くかき混ぜてから落し蓋をして、強火でそのまま火にかけます。水が足りないな、と思ったら少し足しても構いません。吹きこぼれに注意してください。吹きこぼれたら汁の量を減らすか、さらに大きい鍋に移し替えましょう。
20分経ったら火を止め、そのまま放置して冷まします。急ぎたい人は冷まさなくても大丈夫です。
☆
ゆで汁を捨てましょう
水で洗います。
カットされていない野沢菜を使った人は、ここで3~4㎝程度に切り分けます。
野沢菜の下の芯がある部分は捨てても構いませんが、もったいないですしここが好きな人もいるよ、とばあちゃんが言っていました。
再び鍋を用意します。
大豆、野沢菜、煮干しを準備します。
今回は大豆はこちら
煮干しは大きめのこちらを使いました。
大豆は昔から栄養価が高いので煮菜に入れて食べる人が多かったとのことです。
中火の鍋にサラダ油を入れ、野沢菜を投入します。かき混ぜながら、煮干しと大豆をぜんぶごちゃっと入れましょう。煮干しは大きかったら手で割りながら入れれば十分です。
水、お酒、みりんを投入します。水3:お酒2:みりん2の分量で、あとは具材の量に合わせて全体が浸かる程度入れます。
中~強火にかけ、ぐつぐつと40~50分ほど放置します。
途中汁が無くなったら足しましょう。
分量は先ほどの量です。
最後に醤油で味の調整をします。
醤油を入れずとも大丈夫ですが、ほんの少し入れるだけで味が締まります。
注意点としては入れすぎてしょっぱくならないよう、すこしずつ好みの量を足していってください。写真の量で小さじ1~2杯で、あとはお好みの量に調整してください。
その後かき混ぜながら数分火にかけて、完成です!
放置して、ゆっくり熱を冷ましましょう。
ポイントは、最初火にかけた後の☆の部分でゆっくり冷ますことです。そうすることで野沢菜が柔らかくなります。今回はすぐ水洗いしましたがそれでももちろんおいしいですので、こだわりたい人はしてみてください!
保存がきく料理なので、常備菜にももってこいです!
品川 賢太
出身:生まれ育ち現在は小国地域(進学と就職で静岡と東京を経てUターン)
趣味:スノーボード
性格:外交的で楽観的