「妖怪学」を知っていますか?明治時代に妖怪を題材に日本人を分析した学問です。
そんな独特な事を考えたのは哲学者、東洋大学創立者の井上円了。円了は1885年に長岡市浦の慈光寺に生まれました。幼い頃は小千谷まで4kmの道を、授業の為に毎日通っていました。猛吹雪の日、先生が門を閉めに行くと円了が立っていた。そんな逸話があります。
その後は長岡高校から京都へ、そして東京大学に進学。のちに哲学者・教育者として活躍しますが、生涯学習の提唱者としても全国3600か所で講演を行います。そんな円了を人々は親しみを込め「妖怪博士」と呼びました。
この円了の顕彰碑が越路河川公園にあります。こらからの季節、遊びがてら訪ねてみて下さい。
【著者プロフィール】
・名前 神林克彦