2016.06.10

【むすび隊 長岡】 新組地区が誇る長谷川泰

長岡市新組地区にある北越戊辰戦争伝承館では、地域の「三偉人」として、桑原久右衛門、貞心尼、長谷川泰が紹介されています。
中でも長谷川泰は、地域で顕彰活動が起こったのが2010年と新しく、多くの話題が発信されていました。

長谷川泰は明治時代に当時の国内の医師の半数以上を輩出した医学校「済生学舎」の創始者・校長です。その学校で野口英世が学んだエピソードなどが、2011年のコミュニティ事業で伝記漫画として出版。2013年の銅像建立(北越戊辰戦争伝承館併設)は歴史、医学など多方面から歓迎されました。

昨年、2015年には北里大学の大村智博士がノーベル生理学・医学賞を受賞されましたが、実はこの時に新組地区も喜びに沸き返っていました。
長谷川泰翁像の台座に、大村智博士の名前が記されているのです!
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というのは、銅像建立の寄付金を募る際に、北里大学を取りまとめてくださったのが大村智博士だったためです。
北里大学の創始者である北里柴三郎は、1901年に世界で、初のノーベル生理学・医学賞の候補に上がった人物です。この時は日本からの受賞を逃しますが、北里柴三郎を医学の同志として讃え、大いに助けたのが長谷川泰でした。

そういったつながりで、大変な栄誉をいただいた形の長谷川泰翁像です。これからも地域のプライドとして長く語り継がれて欲しいと願います。
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先ごろ6月5日には、2010年開催以来第7回になる「長谷川泰翁杯親善少年野球大会(タイ・カップ)」が、新組小学校グラウンドで開催されました。ふるさとの偉人ゆかりの地域の交流を趣旨としたこの大会では、地元の新組ホワイトソックスが連覇を勝ち取りました。
2016年の新組ホワイトソックスは快進撃、県の大会を飛び出して活躍中です!
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【著者プロフィール】
名前:恩田 富太(おんだ とみた)
出身:生まれ育ち現在は長岡市新組町(間に進学・就職の東京が入ります。)
所属:「新組地区長谷川泰を語る会」
特技:広告デザイン、イラストと俳句