2016.08.30

【むすび隊 長岡】 平野の真ん中に住んでいて思う、長岡の住みやすさ

平野部の郊外を指して「田んぼしかない」なんてのは、僕らがちょっと自虐する時のお決まりのフレーズです。

今人気のゲーム『ポケモンGO』でも、スマートフォンに表示される真っ直ぐな道以外何も無い地図が、都会との「格差」だとして話題になったりもします。

 

海や山にあって景観が美しく、特産品が魅力だなどの地域と比べても、取り立てて個性が無いと思われるのが平野の郊外ではありますが、そこには実生活に関わった大変に素晴らしい魅力があります。

それは、平らで「住みやすい」ということ。

平地は交通が容易で、通勤通学、通院と、何にでも動きやすい。このとても当たり前の魅力が、退屈でなんにも無いという言葉に埋もれてはいないでしょうか。

裏面むすび隊恩田さん小サイズ

僕自身が住む新組地区とその周りを見てみます。保育園と学校、コミュニティセンターがひとまとまりにあり、医院は近隣に揃っています。

公共交通では、信越線の押切駅があり、地域の真ん中を路線バスが走ります。近くの交差点からバイパスを走れば、大型店や病院にも一本道。

そうした住みやすさの上に、というか根底に、歴史文化の深みがあるのが新組地区の魅力です。

 

裏面むすび隊恩田さん大サイズ

写真は、かつて貞心尼(良寛さんの歌を世に広めた)が住んだ草庵を再建した閻魔堂。地元花火師が打ち上げる『花火の郷しんぐみ煙火大会』では、地域の歴史をテーマにしたスターマインも打ち上げられます。

 

何にも無いけれど、住んでみてとっても楽だということ。その生活の安定の上に腰を据えて、新しく地元の楽しさを作り上げて行くのも良いのではないでしょうか。

 

 

 

【著者プロフィール】
名前:恩田 富太(おんだ とみた)
出身:生まれ育ち現在は長岡市新組町(間に進学・就職の東京が入ります。)
所属:「新組地区長谷川泰を語る会」
特技:広告デザイン、イラストと俳句