長岡市内で活躍する、市民活動・地域活動をスタッフがピックアップしてご紹介。今回は、栃尾地域で開かれる長岡屈指の交流会「かりやだ交流会」を開催する地域活性化ネットワークとちおを訪ねました。
▶どんなことをしている団体ですか?
「かりやだ交流会」という“一生懸命に前向きな交流会”を年2回、夏と冬に開催してきました。今回12月の開催で20回を数えます。栃尾の地域内はもちろん、他にも川口地域や長岡の中心市街地などからも参加者があり、毎回のように参加する人も多くいます。100人近い人が集まる市内屈指の交流会。ご馳走もお酒も、地域のものを持ち寄り、堅苦しいきまりごとをつくらず、緩やかに続けています。
▶活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
2004年に起きた中越大震災からの復興として、栃尾の地域内でたくさんの地域活動が起こりました。各地域でのみんなの頑張りを伝えたくて、活動紹介メインで交流会を始めました。それもあって、初めは地域活動に取り組む団体や集落といった顔ぶれが多かったです。現在はそこに、地域委員やNPO法人、商工会議所、祭の実行委員会など様々な団体や個人が参加し輪が広がっています。
▶かりやだ交流会にはどんな思いが込められていますか?
かりやだ交流会の名前は、栃尾地域内を流れる刈谷田川から取っています。「川のように留まることなく流れながら発展していこう」という思いで付けました。この交流会を通して、地域内での活動も活発になっています。
▶周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください
地域内の繋がりの深さや、昔から祭りが多いこともあってか、人が集まるとすぐに飲み会になってしまう地域です。そんな気質もあってか、かりやだ交流会には40~60代の女性も出て来てくれ、老若男女が集まります。持ち寄り料理は特に好評です。
▶今後の活動を教えてください
かりやだ交流会が賑やかに開催できているのは、栃尾の発展の力になりたいと思っている人がいるからです。参加者の輪が広がってきたのは、アプローチしたこともありますが、地域のために何かしようと考える人が増えてきたからだと思います。
これからも輪を広げながら、つながりづくりの場として開催していきたいです。
刈谷田川のように緩やかにつながる!かりやだ交流会 地域活性化ネットワークとちおは、らこって2016年12月号に掲載されています。